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シーズ・ブログ

2021.03.03

シーズ・ラボ創立30周年を迎えて ~Part4~

先月にアップしたシーズ・ラボ創立30周年を迎えて ~Part3~ に引き続きPart4です!


Part4ではベテランエンジニアのHさんの回答をご紹介します。


Q1.ずいぶん前の話になってしまいますが、30年前に設立された当初で今でも印象に残っていることや思い出話等お聞かせください。

UNIX専業を標榜し、設立当初からSPARCstation IPC, SPARCstation 2が、その後、業務に応じて HP9000, SGI Onyx等のワークステーションが順次導入されました。

当時は インターネットはまだ存在せず、TrailBrazerというモデムを使って、UUCPプロトコルでネットニュースやメールのやり取りを行っていました(1991年~1995年)

最先端のワークステーションやOSの利用に関しては、圧倒的に情報量が少なく、ネットニュースの存在はとても助かりました

この経験があって、インターネット接続もかなり早い時期(1995年)に実現しました

ネットニュースやインターネットのおかげで、GNUの各種ツール(Emacs, GCC等)とも出会いましたし、386BSD, FreeBSD, Linux等のフリーOSも90年代前半には、ソースからビルドして利用していました

Q2.設立された当初と現在のシーズ・ラボを比較して、社内の雰囲気等、 大きく変化したと感じるところは何ですか?

前述の通り、当初は情報や資源が少ない中、開発環境を整える事から始まりました

苦労は多かったですが、その分多くの知見を得られたと思います

今は情報もリソースも豊富な中、開発に集中できる環境だと思います

その分、インターネットプロトコル等のコア技術に触れる機会は減っていると思います

最近はクラウドに触れる機会も増えていますが、ネットワーク構成や各種プロトコル、セキュリティに関する知識を持った人材が減っているように思います



Q3.今のシーズ・ラボの魅力だと思うところを教えてください。

親会社が大きい(笑)



Hさんのインタビューいかがだったでしょうか?
Q1では、知らない専門用語が多くあり、インターネットがまだ存在しない世の中だったことに驚きました!
今ではインターネットが当たり前過ぎて...(;^ω^)
そのため、当時は情報収集するのも大変だったようで、業務の環境構築をするのに非常に苦労していた時代背景が窺えます。

また、お話にも出ていたワークステーションは、聞いたところによると当時は3,000万円もしていたとか!!(*_*)
思わず目を丸くしました笑
より良いサービスや製品をお客様に提供できるように高価な機器の購入もいとわない!という想いが十分に伝わりました!

Hさん、インタビューのご協力ありがとうございました!!